インドの農業担当国務大臣のHarish Rawat氏は、インドで害虫抵抗性(Bt)ワタを導入した事により、インドのワタ生産の単収が2001年の309kg/haから、2010年に495kg に増加したとインドの下院議会(Lok Sabha)で報告しています。同氏は、Btワタ導入の最大のメリットは、殺虫剤のコストの削減(ワタ生産費に占める殺虫剤コストの割合が2001年の46%から、2006年には26%、2009、2010年には21%へ減少)であると述べています。Btワタを栽培する事による農業生産者メリットは、収量の増加と農薬使用量の削減により、マハラシュトラ州では1ヘクタール当たり6,000~10,000ルピー(1ルピー=1.5円として9,000~15,000円)、パンジャブ、グジャラート、ハリアナ州では同12,000~14,000 ルピー(18,000~22,500円)と報告されています。
またRawat氏は、マハラシュトラ州ナグプールにあるインド中央綿花研究所が監修した調査結果を引用し、Btワタは害虫(オオタバコガ)の被害を防ぐ一方で、非標的昆虫や鳥類、魚類、牛、ヤギ、土壌微生物に対しては無害である事を、国会で報告しています。
2011年12月19日/JAGRAN POST
Bt cotton helped in reducing pesticide use, increasing yield
http://post.jagran.com/bt-cotton-helped-in-reducing-pesticide-use-increasing-yield-study-1324209704