2013年1月17日木曜日

イスラエル:世界のエネルギー需要を満たすための、遺伝子組み換え技術を用いた樹木育種と大規模栽培

【記事要約】
 イスラエルの Future Gene社は、通常よりも太く、早く成長する遺伝子組み換えユーカリ の利用により、化石燃料の代替となるユーカリ油によるエネルギー生産が可能と考えてい ます。同社はこれまでの11年間、多くの遺伝子組み換えユーカリやポプラをイスラエル、 中国、ブラジルで、1区画100ヘクタールの規模で野外試験栽培を実施しています。同社の 遺伝子組み換えユーカリは従来の品種に比べて20-30%成長が早く、1年間に5メートルの 速度で成長するため、5年半の間に約27メートルの高さに成長します。
 現在ブラジルでは、同社の遺伝子組み換えユーカリが、商業栽培に向けた規制認可プロセ スの最終段階にあります。生物多様性影響評価書の最終版がブラジル政府に提出され、問 題なく認可された場合、2015年までにこの遺伝子組み換えユーカリの商業栽培が認められ る予定です。 

2012年11月15日 / guardian
The GM tree plantations bred to satisfy the world's energy needs