【記事要約】
出版社であるElsevier社は、科学誌Food and Chemical Toxicology Journal に2012年11月に掲載した、Gilles-Eric Séralini(セラリーニ)教授らの論文「Long term toxicity of a Roundup herbicide and a Roundup-tolerant genetically modified maize (ラウンドアップ除草剤およびラウンドアップ耐性遺伝子組み換えトウモロコシの長期毒性について)」を削除する発表しました。同誌は、この論文のピアレビュープロセス、実験データを再検討した結果、ラウンドアップおよび遺伝子組み換え作物と実験ラットの死亡率・腫瘍発生との関連性を結論付けるには動物数が少なく、ラットがもともと腫瘍を発生しやすい種類であったことなどから、同誌の掲載基準を満たしていない、と説明しています。
2013年11月28日 / Elsevier(英語)
http://www.elsevier.com/about/press-releases/