【記事要約】イギリスでは、オメガ-3脂肪酸の持続的供給源をつくるための植物の栽培試験が完了に近づいて
います。
これは、遺伝子組換え技術を用い、魚油の成分を多く含有する遺伝子組換え植物を作るという、
画期的な取り組みです。この遺伝子組換え植物は、世界中で問題となっている水産資源の乱獲を緩和し、またオメガ-3脂肪酸の供給源として、水産資源に比べて効率的な供給源となる可能性
があります。
この研究はイギリスのハートフォードシャーにあるローザムステッド研究所で行われており、この研究所では長鎖オメガ-3脂肪酸を産生する遺伝子組換えのナガミノアマナズナ(Camelina sativa)の栽培試験を行ってています。栽培試験は今年の4月、イギリス環境食糧地方省(DEFRA)によって開始が認められました。この遺伝子組換えナガミノアマナズナは、8月末に収穫されデータが収集される予定です。
2014年8月6日/Dailymail
First GM plants to produce omega-3 oil almost ready for harvest: Trial could lead to alternative source of fish oil in the future