2012年2月24日金曜日

ガーナ:バイオセーフティー法が成立

【記事要約】
ガーナでは、バイオセーフティー法案に対して大統領が承認を与えました。これによりガーナ国内では、遺伝子組み換えを含むバイオテクノロジーを利用した食用作物の生産が認められます。

アフリカ農業研究フォーラム(FARA)で、サブサハラ地域でのバイオテクノロジーの安全な管理を推進するSABIMAプロジェクトのコーディネーター であるWalter Sandow Alhassan教授は、「今回の法案はガーナ国内で横断的にバイオテクノロジーやバイオセーフティーに関する支援活動を行ってきた成果である」と述べています。
ガーナバイオセーフティー委員会のメンバーであるYaa Difie Osei博士はガーナ通信社の取材に対し、アフリカが直面する多くの課題に対して、バイオテクノロジーの利用は非常に役立つだろうと述べ、遺伝子組み換え技術は作物収量の向上だけでなく、害虫抵抗性形質を通じて生産者の農薬購入費用を抑制したり、作物栄養分を強化したり、また農作物の保存性向上に貢献する可能性があると説明しています。
サバンナ農業研究所でマメノメイガに抵抗性を持つササゲ(訳註:和名は大角豆、マメ科の食用/飼料/緑肥用作物でアフリカ、アジアで多く栽培されている)の開発プロジェクト責任者である Ibrahim D. Atokple博士は今回の法案に関し「ガーナ国内の研究機関はいつでも研究所で実験を始める準備が出来ており、長年抱いていた夢がついにかなった」と述べています。

2月18日/VIBE Ghana
Ghana now has Biosafery law
http://vibeghana.com/2012/02/18/ghana-now-has-biosafery-law/