2014年8月5日火曜日

乾燥耐性のGM品種、世界的に広がり始める

【記事要約】
2013年には、世界の1億7,520万ヘクタールでGM作物が栽培されました。米国では2013年、枯草菌Bacillus subtilis由来の改変低温ショックタンパク質B(cspB )を発現し、GM技術で初めて乾燥耐性を持たせたトウモロコシ品種MON87460 (訳者註:ジェニュイティ・ドラウトガード・トウモロコシ)が商品化され、米国の2,000人の農業生産者によって、50,000ヘクタールで栽培されました。インドネシアも、細胞膜を保護するグリシンであるベタインを蓄積させるコリンデヒドロゲナーゼ(betA)を発現する、乾燥耐性のGMサトウキビ品種を認可しています。乾燥耐性GMサトウキビ、トウモロコシ、小麦、イネの圃場試験がアルゼンチン、インド、エジプト、南アフリカ、ケニヤ、ウガンダで行われています。

 2014年4月8日/NATURE BIOTECHNOLOGY