2012年6月21日木曜日

遺伝子組み換え作物見学会のお知らせ

日本モンサント株式会社では、7月下旬から8月下旬にかけて、毎年恒例の遺伝子組み換え作物の見学会を弊社研究農場(茨城県稲敷郡河内町)で実施いたします。
遺伝子組み換え作物は日本の食生活に欠かせないものになっていますが、日本国内での商業栽培は行われていないため、実際に栽培されている作物を見る機会は殆どない状態です。
見学会では、世界各地で広く栽培され、国内でも安全性の認可を取得し、穀物として輸入・利用されている遺伝子組み換え大豆とトウモロコシが実際に栽培されている様子をご覧いただけます。この機会に是非、遺伝子組み換え作物の利点を目で見て、肌で感じていただければと思います。
お申込み方法、詳細は、弊社ホームページをご覧ください。
2012年度 遺伝子組み換え作物圃場見学会のご案内 http://www.monsanto.co.jp/biotech/info/experiment/120613.html

モンサント・カンパニーと遺伝子組み換え作物について「よくある質問QA」を新設

モンサント・カンパニーや遺伝子組み換え作物について、よくあるご質問、また報道やネット上などで誤解に基づく情報が多いものについて、分かりやすく解説する新コーナー「よくある質問QA」をこのたたび開設しました。遺伝子組み換え技術の基礎知識、安全性、メリット、利用・普及状況、モンサントのビジネスなどについて、項目別にコンパクトにまとまった解説がご覧いただけます。ぜひご利用ください。

【例】

こちらからご覧いただけます。
http://www.monsanto.co.jp/question/

「遺伝子組み換え作物:1996年から2010年における世界の社会経済および環境に対する影響」

英国PGエコノミクス社(PG Economics)の経済学者グラハム・ブルックス氏とピーター・バーフット氏は、遺伝子組み換え作物が過去15年間(1996~2010年)に経済・環境に及ぼした影響を累積的に定量化した、最新の研究を発表しました。
研究によると、1996年以降、世界の遺伝子組み換え作物の導入により、農薬使用量は重量ベースで43万8,000トンの大幅な削減が見られ、CO2排出量は年間860万台の自動車のCO2排出量に相当する1,930万トンの削減となりました。この他、収量増加に伴う世界の穀物生産量の増加や生産コストの減少に伴う農業生産者のベネフィットなどが報告されています。
この研究結果のサマリーの日本語訳を弊社ホームページに掲載をいたしました。
http://www.monsanto.co.jp/data/benefit/120604.html

PGエコノミクス社 原文リリースページ
http://www.pgeconomics.co.uk/page/33/global-impact-2012

モンサント・カンパニー、2012年会計年度の業績予測を上方修正

モンサント・カンパニーのニュースリリース(2012年5月30日)から

モンサント・カンパニーは北米での種子販売シーズンを終え、好調な第3四半期の売上げに伴い、2012年会計年度の業績予測を再び上方修正しました。
南米では、ブラジルで、予想を上回るトウモロコシの栽培面積と売上げの好調が続いています。北半球では、東ヨーロッパでのモンサント・カンパニーの主力事業におけるエリア拡大と成長が、予想を上回りました。
基幹市場の米国では、早春からの大豆とトウモロコシの総栽培面積の増加が推進力となりました。モンサント・カンパニーの代表取締役会長、社長兼CEO(最高経営責任者)のヒュー・グラントは米国での堅調な例として、緩衝区を削減できるジェニュイティ®ブランドのトウモロコシ製品群の当初予測を超える作付け面積と、収量が高い第2世代の除草剤耐性大豆、ジェニュイティ®ラウンドアップ・レディ2イールド®大豆の作付面積が予想範囲の上限を達成したことを挙げています。
詳しくは以下のニュースリリースをご覧ください。

Monsanto Increases Fiscal Year 2012 Earnings Guidance, Projecting Up To 25 Percent Ongoing Earnings Growth; Free Cash Flow Guidance At High End Of Previous Outlook
Strong Wrap Up of Global Seed-Selling Seasons Highlights Additional Business Strength, Drives Full-Year Upside
http://monsanto.mediaroom.com/2012-05-30-Monsanto-Increases-Fiscal-Year-2012-Earnings-Guidance-Projecting-Up-To-25-Percent-Ongoing-Earnings-Growth-Free-Cash-Flow-Guidance-At-High-End-Of-Previous-Outlook

モンサント・カンパニー、アフリカの農業の発展のために5,000万ドルを拠出

モンサント・カンパニーのニュースリリース(2012年5月18日)から

モンサント・カンパニー代表取締役会長、社長兼CEO(最高経営責任者)のヒュー・グラントは5月18日、農業戦略の新たなビジョンとG8の「食料安全保障及び栄養摂取のための新同盟」の取り組みとして、アフリカ農業の持続的な発展の支援のため、今後10年間で5,000万ドル(約40億円)拠出すると発表しました。世界経済フォーラムと共同でThe Chicago Council on Global Affairsが主催した2012年のG8食糧安全保障サミットの1日シンポジウムの中で発表されました。
支援策の一つとして、モンサント・カンパニーは、生産性向上に向けた技術の開発促進と同時に、アフリカ農業のバリューチェーンの完備強化に向け、生産者、民間企業、政府、市民団体等との連携を目指します。
詳しくは以下のリリースをご覧ください。

Monsanto Announces $50 Million Commitment To African Agricultural Development At Symposium On Global Agriculture And Food Security
http://monsanto.mediaroom.com/2012-05-18-monsanto-announces-50-million-commitment-to-african-agricultural-development-at-symposium-on-global-agriculture-and-food-security

米国・アフリカ:米大統領が企業からのアフリカ農業支援金を要請

【記事要約】
メリーランド州キャンプ・デイビッドで開催されるG8サミットを控えて、米国のバラク・オバマ大統領は、アフリカにおける食糧安全保障と栄養問題改善のために、穀物メジャーのカーギルや、モンサントなどの種子会社を含む45社の民間企業に対して、約30億ドル以上のアフリカの農業支援のための投資を求めました。(筆者補足:日本モンサント株式会社からのインフォメーションでご紹介したモンサント・カンパニーがアフリカ農業支援のために5,000万ドル拠出を発表した旨のリリースは、この要請を受けたものです)

2012年5月19日/Bloomberg
Obama Calls for Africa Aid as Companies Pledge $3 Billion
http://www.bloomberg.com/news/2012-05-18/obama-food-speech-puts-rising-global-hunger-threat-on-g-8-agenda.html

フィリピン:遺伝子組み換えトウモロコシ栽培が定着

【記事要約】
東南アジア唯一のGMトウモロコシ栽培国として10年目を迎えたフィリピンでは、害虫被害から作物をを守り収量を確保し、殺虫剤を60%も削減できたことから農業生産者の人気を博し、栽培面積が10年間で6倍以上に増大しました。最初はGMトウモロコシへの反対運動もありましたが、この実績と農家からの圧倒的支持を前に、最近では沈静化して来ています。

2012年4月18日 / Business World
Genetically modified corn taking root among farmers
http://www.bworldonline.com/content.php?section=Agribusiness&title=Genetically-modified-corn-taking-root-among-farmers&id=50183

カナダ:茶色くならない遺伝子組み換えリンゴの栽培承認申請

【記事要約】
カナダ、ブリティッシュコロンビア州のOkanagan Specialty Fruits社は、茶色くならない遺伝子組み換えリンゴの栽培と販売を承認するようカナダと米国の政府に申請しました。カットしても数週間、切り口がきれいなままで、収穫時の外観のダメージも少なくなると期待されています。

 2012年5月25日 / Gizmodo
Welcome to the Future, Where Our Apples Never Brown
http://gizmodo.com/5913255/welcome-to-the-future-where-our-apples-never-brown

海外各国に見る、GM作物栽培の動向  第二回:ブラジル (下)

ブラジルは米国に続き世界第2位のGM作物栽培国です(1)。同国では、ブラジル種子生産者協会会長がGM作物の利用に関し「近く100億人を突破する世界の人口を養う必要性を考えると、ブラジルが世界の穀物庫の地位を高めることが欠かせない。新たな農地を切り拓くことなく生産を増やすには、農業バイオテクノロジーへの投資が最も理にかなった進路」と述べるなど、官民共にGM作物の利用や、研究開発が進んでいます(2)。 ブラジルの公的研究機関である、農牧研究公社(EMBRAPA)は、コメと並びブラジルの主食であるインゲンマメににおいて、GM技術によってウィルス病耐性を持たせた品種(BGMV耐性インゲンマメ)を独自開発し、国内での商業生産認可を去年9月に取得しました(1)(2)。このBGMV耐性インゲンマメは発展途上国の公共研究機関が単独開発した世界初の作物で、種子増殖が進み次第、数年以内に商業栽培が開始される見通しです(1)。 このBGMV耐性インゲンマメは、国が研究開発を主導/実用化、商品化した、初めての主食作物となるかもしれません。 

(1)ISAAA Briefs 43 (2012)
(2)ブラジル種子生産者協会(ABRASEM)プレスリリース 利益多い遺伝子組み換え作物 ブラジル業界団体が調査
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201204133756/
(3)EMBRAPA http://www.cenargen.embrapa.br/_comunicacao/2011/cenargenda/cenargenda62_en_2011.html

2012年5月17日木曜日

ジェニュイティ・スマートスタックス RIB の販売開始が農業生産者の害虫防除に貢献 (モンサント・カンパニー プレスリリース(2012年4月16日)抜粋)

昨年に試験的に導入され、良い結果を残したジェニュイティ・スマートスタックス RIB(Refugee in the bag:注1)が、トウモロコシ主産地で本格的に販売開始となりました。

昨年度にジェニュイティ・スマートスタックスRIBの栽培を行った生産者からは、従来のスタック品種と比べてジェニュイティ・スマートスタックスRIBが、全体の平均で3.8ブッシェル/エーカー、害虫発生が多い地域では平均8.5ブッシェル/エーカーの収量増に繋がったと報告されています。同様に、緩衝区を別途設定して栽培する必要がない事から緩衝区管理が簡単で利便性が高く、時間の節約になったとの声が寄せられています。

注1) ジェニュイティ・スマートスタックス種子は、トウモロコシの害虫に対して2種類以上の遺伝子を持たせる事で、害虫が抵抗性を獲得するリスクを減少させた品種です。このためジェニュイティ・スマートスタックス種子を用いる際は、緩衝区(Refugee:抵抗性害虫の発生を防ぐために害虫抵抗性でないトウモロコシを栽培する区域)の設置面積比率を従来の20%から5%にする事が出来ます。またジェニュイティ・スマートスタックス RIB (Refugee in the bag)は、ジェニュイティ・スマートスタックス種子に緩衝区用の種子をあらかじめ同梱する事で、緩衝区設置に必要な作業を軽減する事ができる商品です。 モンサント・カンパニーからのプレスリリース全文は以下からご覧いただけます
(英文) http://monsanto.mediaroom.com/genuity-rib-complete-full-season-corn-rootworm-control

ブラジル:利益多い遺伝子組み換え作物  ブラジル業界団体が調査  ブラジル種子生産者協会(ABRASEM)プレスリリース (2012年4月13日)抜粋

【要約】
ブラジル種子生産者協会(ABRASEM)が依頼し、農業経済コンサルタント会社Celeres社が実施した調査によって、ブラジルでの遺伝子組み換え(GM)作物のメリットが報告されました。調査結果によるとブラジルの農業生産者は、GM種子の購入に要する追加費用1ドルに対し、平均でトウモロコシで2.61ドル、大豆で1.59ドル、綿花で3.59ドルの売上高を得ています。農薬の散布が少なく、害虫への耐性が高い事から、農業生産活動に要する水の量が10年間で1,490億リットル減少したこと、農薬散布が減少するのに伴い大気中への二酸化炭素の排出量は380万トン減少した事が分かりました。

詳しくはこちら
2012年4月13日/共同通信PRワイヤー(日本語)ブラジル種子生産者協会(ABRASEM)利益多い遺伝子組み換え作物 ブラジル業界団体が調査
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201204133756/
経済的メリットに関するリポート全文を参照(英文)
http://www.abrasem.com.br/downloads/materias/BiotecAmbiental_ENG.pdf
社会・環境面でのメリットに関するリポート全文を参照(英文)
http://www.abrasem.com.br/downloads/materias/BiotecAmbiental_ENG.pdf

オーストリア:長期給餌試験の結果、遺伝子組み換え食品による悪影響は確認されず(2012年3月21日)

【記事要約】
オーストリア、ウィーン医科大学の研究によると、遺伝子組み換え食品を用いた長期給餌試験の結果(訳注:遺伝子組み換え食品による)悪影響は確認されませんでした。

欧州委員会(European Committee)が3年前から資金を拠出している“GMSAFOODプロジェ クト”の研究者たちは、バイオマーカーを用いる事で、GM作物が、健康へ悪影響をもたら す可能性をより徹底的に調査する事を目標にしてきました。
現在まで、安全性が認可されたGM作物が、人間や動物に悪影響を及ぼすことを示した科学 的証拠はありません。しかし(訳註:EU域内の)市民の公開討論の場などでは、GM作物の 安全性認可手続きに欠陥があるのではないか、との議論が多く出ています。特にオースト リアなどでは、GM作物の長期摂取リスクに関する研究が不十分だと指摘する事で、遺伝子 組み換え技術に批判的な自国の姿勢を正当化しています。
今回、オーストリア、ウィーン医科大学の研究者たちは、GM食品の長期的影響を調査しま したが、悪影響を見つける事はできませんでした。

今回の試験では、GMトウモロコシ(MON810)及びGMインゲンマメを、ブタ、サケ、ネズミ に給餌して、長期的なリスクの可能性が調査されました。一生涯を通じてGM作物が給餌さ れた試験動物にも悪影響は確認されず、GM作物を給餌した試験動物の子孫(後世代)に関 する調査でも、一切の悪影響は確認されませんでした。

EU:EFSA(欧州食品安全機関)が遺伝子組み換えトウモロコシは人の健康、環境 に安全であると再確認、報告(2012年4月12日)

【記事要約】
欧州食品安全機関(EFSA)は、2010年に栽培されたGMトウモロコシのデータを元に、モン サント・カンパニーの遺伝子組み換えトウモロコシMON810は人体、環境にリスクがない事 を再確認したと発表しました。

EFSAの見解原文(EFSA SCIENTIFIC OPINION): EFSA Journal 2012;10(4):2610 http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2610.pdf 

このEFSAの発表は、昨今のフランスにおけるMON810栽培禁止の取り組みに、影響を与える 可能性があります。フランス政府は2008年に遺伝子組み換えトウモロコシMON810は環境に 深刻なリスクを与えるとして、同国内での栽培を禁止しました。しかし一方で、2011年11 月のフランスの最高裁判所(国務院)から、フランス政府に(遺伝子組み換え)作物の健 康及び、環境へのリスクを裏付ける十分な証拠はないとの判決が出ています。

EFSAは2008年に、MON810に対する最初の肯定的な意見を発表しました。その際にEFSA‐GM Oパネルは、「人間、動物への健康、環境へのリスクに関し、提示された情報の中にはMON 810のリスク評価を無効とする、新しい科学的根拠がない」と、結論付けています。 

2012年4月12日/Food Navigator
EFSA Finds Genetically Modified Maize Safe For Health And Environment
http://www.foodnavigator.com/Legislation/EFSA-finds-genetically-modified-maize-safe-for-health-and-environment

2012年4月6日金曜日

日本モンサントからのインフォメーション

◆有機栽培生産者がモンサント・カンパニーに対し起した訴訟を連邦裁判所が棄却 
- 遺伝子組み換え種子の非意図的な混入による特許権侵害訴訟に関して-
(米国モンサント・カンパニープレスリリース抜粋)

2012年2月27日、米国連邦裁判所ニューヨーク南部地裁において、米国で有機栽培向けの
種子生産/販売を行っている団体、Growers and Trade Association (OSGATA)ら原告と、
米国モンサント・カンパニーが争っていた訴訟に関して判決が出ました。

判決文では「モンサント・カンパニーはこれまでも、また今後も、意図せぬことが起きた
結果として農業生産者の農地にわずかに、モンサント・カンパニーが特許を有する種子や
作物が見つかった場合もそれに対して特許権は行使しない」というモンサント・カンパ
ニーが長年主張し続けてきた誓約に言及し、原告(OSGATA)の主張は却下されました。
裁判所は、モンサント・カンパニーが原告側のいずれの農業生産者に対しても訴訟を起こ
したり、起こす意図を見せておらず「訴訟や紛争」の事実は存在しない、との見解を示し
ています。

モンサント・カンパニーはこの裁判所の判決に関して、遺伝子組み換え作物栽培、有機栽
培、従来作物など様々な農作物の栽培方法が市場で共存し続ける事を改めて示した判決と
考えています。モンサント・カンパニーは、全ての農業生産者が、自ら生産方法を選択す
る自由を与えられるべきでと考えています。

モンサント・カンパニーからのプレスリリース全文は以下からご覧いただけます(英文)
http://monsanto.mediaroom.com/index.php?s=43&item=1023

米国連邦裁判所ニューヨーク南部地裁の判決文は、以下からご確認いただけます(英文)
http://www.nysd.uscourts.gov/cases/show.php?db=special&id=156http://www.nysd.uscourts.gov/cases.php

弊社 セミナー 「遺伝子組み換え作物をめぐるアジアの最新情報 」(2月29日実施)の ご報告

去る2012年2月29日、弊社セミナー「遺伝子組み換え作物をめぐるアジアの最新情報」を、
東京・八重洲にて開催いたしました。当日は、行政関係者、報道関係者、食品業界など幅
広い分野から多数ご参加いただきました。

セミナーではモンサント・カンパニー(本社・米国ミズーリ州)のシンガポール支社アジ
ア担当者より、いまや遺伝子組み換え作物の栽培大国となったインド、オーストラリア、
中国をはじめ、フィリピン、インドネシア、ベトナムなど、東南アジアの途上国での栽培
や、栽培に向けた動きを紹介させて頂きました。セミナー当日資料、講師略歴等について
は、以下のURLからご覧いただけます。

今後世界で最も人口増加が見込まれるアジアでは、食料確保ための政策/取り組みが重要
性を増しており、その中で遺伝子組み換え作物の利用(栽培)を開始/拡大する政策がア
ジア各国で検討されています。

現在は“飽食の世”といわれる日本でも、すでに約1,700万トンの遺伝子組み換え穀物が
輸入され、食卓を支えています。日本の食料確保のために遺伝子組み換え技術とどう向き
合っていくのか、現実的視点からの議論が必要となってきていると考えられます。

http://www.monsanto.co.jp/news/seminar/index.html

中国:中国によるトウモロコシの買付けが増加するとの見通し

【記事要約】
アメリカ農務省(USDA)は、2011/2012栽培年度における中国のトウモロコシ輸入量は、
前年度の100万トンから増加して400万トンとなる見通しを発表しました。

2012年3月13日/The Wall Street Journal
China Believed to Make Large Purchase of Corn
http://online.wsj.com/article/SB10001424052702304450004577279703149676534.html

<<訳者註>>
中国は国内での飼料需要、澱粉、アルコール等の工業需要の伸びの高まりから、2010年以降トウモロコシの純輸入国となり、今後のこの増加傾向が続くと考えられています。
<参考情報>
農林中金レポート:純輸入に転じた中国のトウモロコシと世界市場への影響
http://www.nochuri.co.jp/report/pdf/nri1109re2.pdf
ウォール・ストリート・ジャーナル日本語版:中国当局、今後数年間でトウモロコシ不足深刻に
http://jp.wsj.com/World/China/node_413562

米国:トウモロコシの単収増加速度が減少

【記事要約】
農業組織向け金融機関である、ラボ・バンク・インターナショナルの調査部門(FAR)が
発行したレポート“Can Corn Keep Up?” 「トウモロコシは(需要増加に)追いつける
か?」では、トウモロコシ単収増加速度が従来に比べ大きく減速する可能性が高く、2012
年の増加率はアメリカ農務省の試算を下回ると予測しています(訳者註:アメリカ農務省
は2011年1月のレポートで、2020年までトウモロコシ単収は平均で年間1.2%(2ブッシェル
/エーカー)ずつ増加し、2011、2012年の単収をそれぞれ162、164ブッシェル/エーカー、
2020年には180ブッシェル/エーカーになると見通していますが(1)、2010、2011年の単収
実績はそれぞれ152.8 ブッシェル/エーカー 147.2 ブッシェル/エーカーに留まってい
ます(2))。

同レポートでは、米国で生産性の低い農地で作付面積を増やしたり、輪作回数を減少させ
るといった対処だけでは、歴史的低水準にある現在の世界の穀物在庫を緩和するのに十分
な増加はないと予測しています。そして、現状の米国産トウモロコシの生産量増加では、
今後増加する世界のトウモロコシ需要増の50%程度しか満たせないとしています。

2012年3月14日/Farm Industry News
Report Finds Corn Yield Growth Slowing
http://farmindustrynews.com/corn-hybrids/report-finds-corn-yield-growth-slowing


<参考情報>>
(1) USDA Agricultural Projections to 2020 (Outlook Report No. (OCE-111) 106 pp,
February 2011 )
http://www.ers.usda.gov/Publications/OCE111/OCE111d.pdf

(2) USDA-NASS Crop Production
http://usda.mannlib.cornell.edu/MannUsda/viewDocumentInfo.do?documentID=1047
http://www.nass.usda.gov/Charts_and_Maps/Field_Crops/cornyld.asp

EU:消費者のGMO反対の結果として生ずる農業生産者の損失

【記事要約】
フランスのトウモロコシ生産者団体AGPMは、2007年にフランス国内の22,000ヘクタールで
栽培され、翌年にモラトリアムにより同国内で栽培禁止となった、害虫抵抗性の遺伝子組
み換えトウモロコシMON810を利用した際のデータを公表しました。

これによると、遺伝子組み換えトウモロコシ品種は平均で0.5トン/1ヘクタールの害虫に
よる収量減を防ぎ、結果100ユーロ(約110円)/ヘクタールの収益差をもたらしました。
これは遺伝子組み換えトウモロコシ種子の価格が、従来品種に比べて35~40ユーロ/ヘク
タール高い事を考慮に入れた数字です。

トウモロコシ生産者団体AGPMの副会長であるPoeydomenge氏は「私たちフランスの農業生
産者も、世界の農産物市場の中にいる以上は、遺伝子組み換え作物の利用が認められなけ
ればいけない。今後フランスの農業生産者が競争力を失う事になれば、私たちは世界の農
産物市場から消えてしまう」と主張しています

2012年2月17日/Reuters
EU farmers lose out as consumers oppose GMOs
http://in.reuters.com/article/2012/02/17/gmo-europe-idINDEE81G07W20120217

国毎に見る、海外でのGM作物栽培の動向 第一回:ブラジル (上)

ISAAA(国際アグリバイオ事業団)の発表によると、2011年のGM作物栽培面積は世界全体
で1億6,000万ヘクタール、そのうち約50%が途上国における栽培です。また2012年には途
上国での栽培面積が、先進国のそれを上回ると予測されています。本コーナーでは、ISAA
A年次報告書(Global Status of Commercialized Biotech/GM crop: 2011)や国連食糧機
関(FAO)、アメリカ農務省(USDA)の統計データを中心として、GM作物を栽培する各途
上国の状況、GM作物栽培国と世界/日本との繋がりや、GM作物栽培国で達成されたメリッ
トをご紹介します。

第一回:ブラジル (上)
◇2011年にブラジル国内で栽培されたGM作物
  • 大豆:除草剤耐性大豆:国内栽培の83%がGM 品種 (1)
  • トウモロコシ:害虫抵抗性、除草剤耐性、スタック品種
    夏作トウモロコシの54%、冬作トウモロコシの80%がGM品種 (1)
  • ワタ:害虫抵抗性、除草剤耐性、スタック品種:国内栽培の39%がGM品種 (1)


◇世界/日本の食卓とブラジル農業との繋がり(大豆)

  • 世界の大豆生産量の26%(6,851万トン)がブラジル産(2009年、世界第2位)(2)
  • 世界の大豆輸出量の35%(2,856万トン)がブラジル産(2010年、世界第2位)(3)
  • 日本が輸入している大豆の18.8 %(53万トン)がブラジル産(2011年、2位)(4)


(1) Global Status of Commercialized Biotech/GM crop: 2011. P.27-44
(2) FAO-Stat: http://faostat.fao.org/site/339/default.aspx
(3) FAO-Stat: http://faostat.fao.org/site/342/default.aspx
(4) 財務省貿易統計:
http://www.customs.go.jp/toukei/srch/index.htm?M=13&P=1,2,,,,,,,,4,1,2011,0,0,0,2,20307,,,,,,,,,,1,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,20

<<筆者補足>>
ブラジル産大豆は世界の大豆輸出(流通量)の35%を占め、世界や日本の食料安全保障に
欠かせない存在となっています。またブラジルの大豆生産の83%にはGM品種が利用されて
います。GM技術はブラジルの大豆生産、世界の大豆需給にとって欠かせない存在といえま
す(次回は引き続きブラジルにおけるメリットについて報告いたします)。

2012年2月24日金曜日

日本モンサントからのインフォメーション

日本モンサント株式会社 セミナー 「遺伝子組み換え作物をめぐるアジアの最新情報 」
-アジアの人口増と食糧問題にバイオテクノロジーが果たす役割-のご案内

日本モンサント株式会社は、来る2月29日(水)、アジア地域における遺伝子組み換え作物の最新情報をご紹介するセミナーを下記の要領で開催いたします。

遺伝子組み換え作物の商業栽培が開始され16年が経過し、世界での栽培面積は2011年実績で1億6,000万ヘクタールに達しましたが、今後、遺伝子組み換え作物の栽培面積拡大が最も注目されている地域の一つがアジアです。今や遺伝子組み換え作物の栽培大国となったインドやオーストラリア、中国をはじめ、フィリピンでも栽培が拡大している他、インドネシアやベトナムなど、東南アジアの途上国での栽培に向けた動きも注目されます。

今回は、モンサント・カンパニー(本社・米国ミズーリ州)のシンガポール支社から、アジア担当者を招き、各国の栽培実績なども交えながら最新の状況をお話しいたします。 是非、ご参加ください。

■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
日本モンサント株式会社 セミナー
テーマ: 遺伝子組み換え作物をめぐるアジアの最新情報
-アジアの人口増と食糧問題にバイオテクノロジーが果たす役割 -
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
■講演者: Dr. Harvey L. Glick (ハービー L・グリック) ※同時通訳付
Senior Director, Asia Regulatory Policy & Scientific Affairs, Monsanto Company
モンサント・カンパニー 規制政策・学術部長 アジア担当

■日 時: 2012年 2 月 29 日(水)14時00分~15時30分(終了予定)
■ 会 場: ベルサール八重洲
〒103-0028 東京都中央区八重洲1-3-7 八重洲ファーストフィナンシャルビル2F
TEL: 03-3548-3770
URL: http://www.bellesalle.co.jp/bs_yaesu/

■当件に関するお問い合わせ ・お申込み先
日本モンサント株式会社 広報部 佐々木 / 内田
Tel:03-6226-6081