2013年4月23日火曜日

米国:ヨーロッパのために育種され、アメリカで育つGMテンサイ

【記事要約】
 欧州委員会共同研究センター( JRC; Joint Research Center )のKoen Dillen氏らは、除草剤耐性テンサイが経済や環境に与える影響の調査を米国にて行いました。調査の結果、ここ2年間で米国における除草剤耐性テンサイが占める栽培面積の割合は、テンサイ栽培面積全体 ( 約49万ヘクタール ) の95%まで到達し、除草剤の使用が40%減少、1ヘクタールで257ドル ( 約25,000円 ) 収益が増加していたことが分かりました。また、著者らはこれらの利点を勘案し、もともと欧州生まれのテンサイが欧州に逆輸入されると予測しています。

2012月12月1日 New Biotechnology vol.30 Issue 2 P131-135 http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1871678412008618 (英語)