2012年10月12日金曜日

モンサント・カンパニー、米国Forbes誌において「アメリカで最も革新的な企業 10社」に選ばれる

このたび、モンサント・カンパニーは米国Forbes誌において「アメリカで最も革新的な 企業10社」に選ばれました。

「アメリカの最も革新的な企業10社」:The Ten Most Innovative Company In America, 9. 05. 2012, Forbes
http://www.forbes.com/sites/samanthasharf/2012/09/05/the-ten-most-innovative-companies-in-america/

 Forbes誌は10社の選定にあたり、「アメリカでも最も革新的な企業は、多様性に富み、東 西を問わず米国各地から生まれ、オープンソースソフトウェアからヘルスケアに至るま で、様々な分野で業界をリードしています。これら革新的な企業に共通する点は、既に 出来上がった業界標準に満足することなく、進化を続けようと熱望している事にあります。これらの企業では、技術革新とは受動的なものでは決してありません」と述べてい ます。 

モンサント・カンパニーは上記の記事の中で、以下の様に紹介されています。

モンサント・カンパニー: 遺伝子組み換え大豆、綿、トウモロコシの種子を開発 米国ランク9位、世界ランク16位
12ヶ月の売上成長:18.6 %、5年間の総利回り:8.3 % http://www.forbes.com/pictures/ffgh45glm/9-monsanto/#gallerycontent

モンサント・カンパニー、2011年 企業の社会的責任(CSR)及びサステナビリティ レポートを発表

モンサント・カンパニーは、「2011年の企業の社会的責任(CSR)およびサステナビリティ報告書(Corporate Social Responsibility and Sustainability Report)」を発表しました。この報告書は、投入資源を削減しつつ、単位面積当たりの作物収量を増加 し、人々の生活を向上するため努力している世界中の小規模・大規模農業生産者のニー ズを支えるモンサント・カンパニーの取り組みの進捗状況、及び課題を詳しく記述したものです。具体的には、弊社のビジネス展開に加えて、2050年に人口が90億人へ増加す ると予測される中、世界の食糧需要を満たすために、農業生産上の問題解決に向けて弊社がパートナーとどのように協力しているかを重点的に取り上げています。

このCSR報告書のポイントは、弊社ホームページにて日本語訳をご覧いただけます。
http://www.monsanto.co.jp/news/release/120806.html
また、本報告書の全文またはその要約は以下からご覧いただけます。(英語) http://www.monsanto.com/sustainabilityreport

モンサント・カンパニーと遺伝子組み換え作物について「よくある質問QA」

モンサント・カンパニーや遺伝子組み換え作物について、よくあるご質問、また報道や インターネット上などで誤解に基づく情報が多いものについて、分かりやすく解説する 新コーナー「よくある質問QA」を開設し、ご好評をいただいております。遺伝子組み換 え技術の基礎知識、安全性、メリット、利用・普及状況、モンサントのビジネスなどに ついて、項目別にコンパクトにまとまった解説がご覧いただけます。ぜひご利用ください。 

【例】
 - 遺伝子組み換え技術と従来の品種改良は何が違うのですか?
 - 遺伝子組み換え作物は食べて安全ですか?
 - 将来どのような遺伝子組み換え作物が商品化される可能性がありますか?

こちらからご覧いただけます。
http://www.monsanto.co.jp/question/

スーダン:ブラジルと提携して遺伝子組み換えワタを導入

【記事要約】
スーダン農務省は、ブラジルとの提携によりスーダン国内へ遺伝子組み換えワタを導入 したことを発表しました。農務省の報告では、遺伝子組み換えワタの栽培は、特にラハド地方、スキ地方を中心に、複数の地域で成功しています。

2012年9月6日 / Fiber2fashion News Desk
Sudan introduces GM cotton in partnership with Brazil
http://www.fibre2fashion.com/news/textile-news/newsdetails.aspx?news_id=115435

ブラジル:2012-13年は、遺伝子組み換え種子の使用が12%増加

【記事要約】
ブラジルの農業コンサルタントCeleres社の調査によると、2012-13作物栽培年度におけ るブラジル国内の遺伝子組み換え作物の総作付面積は、前年度より12.1%増加して9,040 万エーカー(約3,600万ヘクタール)になる見込みです。そのうち遺伝子組み換え大豆 の作付け面積は、前年度より11.7%増加して5,900万エーカー(約2,390万ヘクタール) で、ブラジル国内で栽培される大豆の88.1%を占める見通しです。遺伝子組み換えトウ モロコシの作付面積は前年度より13.1%増加して2,990万エーカー(1,200万ヘクタール )と、ブラジル国内で栽培されるトウモロコシの74%を占める見通しです。

2012年8月7日 / The Progressive Farmer Brazil GMO Use to Grow 12% in 2012-13 Season http://www.dtnprogressivefarmer.com/dtnag/common/link.do?symbolicName=/ag/blogs/template1&blogHandle=southamerica&blogEntryId=8a82c0bc38fe7cec013901b6501b0024

海外各国に見る、遺伝子組み換え作物栽培の動向 第5回:インド (上)

Btワタが導入された2002年以前のインドでは、高い作物栽培コスト(特に高価な殺虫剤 の購入コスト)と作物生産性の低さから、灌漑設備が整っていない地域を中心に多くの 生産者がワタの栽培意欲を失い、ワタ栽培を縮小したり、離農する状況が続いていまし た。それが2002年のBtワタ導入以降、生産者は次第にワタ栽培へ回帰し、2002‐2011の 10年間にインドのワタ栽培は急回復、急成長を成し遂げました。今回と次回では、Btワ タの導入以降インドのワタ栽培がどの様に変化したのか(今回)、Btワタの導入が生産 者や農村経済に、どの様なメリットをもたらしたのか(次回)を紹介します。

  • インドのワタ栽培総面積の推移とBtワタの普及
    • インド国内のワタ総栽培面積は、2002年の約760万ヘクタールから2011年には約1,210万 ヘクタールへと倍増しました。その中でもBtワタの栽培面積は2002年の5万ヘクタール から2011年には1,060万ヘクタールへと急拡大し、2011年時点でインド国内のワタ栽培の 88%がBtワタとなっています。またBtワタを利用する生産者数も、2002年の5万人から201 1年には約700万人へと急増しました。
  • Btワタ導入後の、ワタ総生産量の変化
    • インド国内のワタ総生産量は、2001年の1,580万ベール(1ベール=約170kg)から、201 1年には3,120万ベールへと倍増しています。なお2012年には3,550万ベールと過去最高 を更新する見込みです。 
  • Btワタ導入後の、ワタ単収の変化
    • インド国内のワタ単収は2001年の308 kg/ヘクタールから2007-08年の567 kg/ヘクター ルまで増加しました。2008年以降は、ワタ栽培限界地域(降雨量が少ない等、収量の低 い地域)での栽培が増加したにも関らず、全体として約500 kg/ヘクタールの収量を維 持しています。2012年の収量平均は499kg /ヘクタールと見通されています。
  • Btワタ導入後のインドのワタ輸出量の変化
    • インドは、Btワタの導入によって生産量を飛躍的に増加させたことから、この10年間で ワタの純輸入国から純輸出国へと転じました。インドのワタ輸出量は2001年の5万ベー ルに対し、2011年には約550万ベールと100倍以上に増加しています。
 Btワタはこの10年の間に国内へと普及し、インドのワタ生産や輸出を一変させました。 Btワタが普及したのには、何より生産者にメリットがあり、彼らの支持を得られたから に他なりません。次回はBtワタが生産者や農村経済にもたらしたメリットを紹介し、Bt ワタが普及した理由をご説明します。

(参考文献) ISAAA Briefs, pp.51-87 (2012)