2013年8月19日月曜日

弊社ウェブサイト「遺伝子組み換え小麦に関する情報」開設のお知らせ

オレゴン州の小麦生産者の一圃場で遺伝子組み換え小麦が発見された件については、現在、米国農務省(USDA)による調査が進行中ですが、 モンサント・カンパニーはこの調査に全面的に協力すると同時に日本政府の調査等にも全面的に協力しております。
また、モンサント・カンパニーおよび日本モンサント株式会社では、この件に関し、以下のウェブサイトを設けて情報提供をしておりますので、ご案内いたします。

モンサント・カンパニーウェブサイト:Monsanto and GM Wheat(英語)
日本モンサント株式会社ウェブサイト:遺伝子組み換え小麦に関する情報(日本語)

モンサント・カンパニーRobert・T・Fraley(フレーリー)博士が、2013 年世界食糧 賞を受賞(2013年6月19日付けプレスリリース抜粋)

米国国務省で開催された2013年世界食糧賞の発表記念式典において、モンサント・カンパニーの最高技術責任者(CTO)であるRobert T.Fraley(ロブ・フレーリー)博士が、同賞に選出されました。Fraley 博士の受賞は、植物バイオテクノロジー分野で彼と彼のチームが先駆的に成し遂げた研究と、その成果を農業分野における先進的な育種と作物の改良に適用した事に対してのものです。
世界食糧賞は、ノーベル平和賞を受賞した故Norman Borlaug(ノーマン・ボーローグ)博士によって1987 年に設立され、世界の食糧の質、量あるいは供給を改善することによって、人類の発展に貢献した個人を表彰するための世界でも最高位にある国際的な賞です。Fraley博士は今秋行われる世界食糧賞の授賞式で賞を受賞します。この授賞式はアイオワ州のデモインで10月16日から18日まで開催される、ノーマン・E・ボーローグ国際シンポジウムと同時に行われます。詳しくは以下をご覧下さい。

モンサント・カンパニーのRobert・T・Fraley(フレーリー)博士が2013 年世界食糧賞を受賞

「遺伝子組み換え作物見学会」のブログ 開設のお知らせ

このたび日本モンサント株式会社では、毎夏に行っている遺伝子組み換え作物の展示試験栽培、及び見学会を紹介するブログを開設しました。

日本モンサント株式会社「遺伝子組み換え作物見学会」のブログ
http://monsanto-hojo.blogspot.com/

このブログでは、遺伝子組み換え作物(及び比較のための非遺伝子組み換え作物)の生育や、見学会の様子、参加者の皆様から頂いた感想などを、写真と共に順次ご紹介して行きます。 
今後、コンテンツを充実させて参りますので、是非知り合いの方や遺伝子組み換え作物にご興味をお持ちの方へご紹介下さい。

英国:スーパーマーケット大手4社が、家禽への遺伝子組み換え飼料の利用を許可

【記事要約】
英国の大手スーパーマーケット4社であるTesco (テスコ)、Sainsbury's(セインズベ リー)、Marks and Spencer(マーク&スペンサー)、CO-OP(コープ)は、非遺伝子組み 換え飼料利用の保証が困難になったため、販売する鶏肉や卵を産する鶏に非遺伝子組み換 え飼料だけを使用するという保証を撤回しました。同国の大手スーパーのうち、Asda(ア スダ)と Morrisons(モリソン)はすでに家禽製品へのGM飼料の利用を認めており、Wait rose(ウェイトローズ)だけが遺伝子組み換え飼料の使用禁止を継続しています。

2013年4月12日 / Farmers Guardian Tesco to permit GM feed in poultry rations(英語)

米国:アイダホ州のフライドポテト大手企業が、遺伝子組み換えジャガイモの認可を申請

【記事要約】
フライドポテトの最大手のひとつである、アイダホ州のJ.R. Simplot company (J.R. シ ンプロット・カンパニー) は、遺伝子組み換えジャガイモの承認を申請しました。この遺伝子組み換えジャガイモでは、黒い斑点の発生が減り、調理時のアクリルアミドの生成が減少します。アクリルアミドはジャガイモなどでんぷんを含み高温で調理される多くの食品中に生成され、ヒトには神経毒であり、動物実験では発がん性が疑われています。
なお、J.R. Simplot companyは長年に渡りMcDonalds(マクドナルド)チェーンにフライドポテトを供給しています。

 2012年5月6日  Boise State Public RadioSimplot says it has made a better potato (英語)

インドネシア:遺伝子組み換えサトウキビの大規模栽培に向けた進展

【記事要約】
インドネシア遺伝子組み換え製品バイオセーフティー委員会(KKHPRG)は、インドネシア 国営プランテーション農場、サトウキビプランテーション研究センター(P3GI)、Jember 大学の専門家らが開発した遺伝子組み換え乾燥耐性サトウキビの商業栽培を承認しまし た。この遺伝子組み換え乾燥耐性サトウキビは、現在、野外試験が行われています。
 委員会のメンバーの一人であるBambang Purwantara博士は、「遺伝子組み換えを用いた初 めての主要作物が、乾燥耐性サトウキビである事を誇りに思います」と述べた上で、遅く とも来年中には作付けされる見通しと説明しています。
 KKHPRGは他にも、同じくインドネシア国内で開発された除草剤耐性の遺伝子組み換えサト ウキビの品種についても審査を行っています。

 2013年5月20日 / The Jakarta PostDevelopment underway for first transgenic sugarcane plantation (英語)

海外各国に見る、遺伝子組み換え作物の栽培の動向(第10回 フィリピン)

フィリピンでは2003年からGMトウモロコシの栽培が始まり、2012年には75万ヘクタールと、 世界12番目の規模で栽培されています。GMトウモロコシの比率は毎年増加傾向にあり、ト ウモロコシ全体の栽培面積が毎年約5パーセントずつ増加するなか、GMトウモロコシは201 1年と比較して2012年では16パーセント増加し、トウモロコシ全体の栽培面積に対して201 2年で59パーセント(2011年:51%)を占めています。 

◇2012年にフィリピンで栽培されているGM作物


  • 害虫抵抗性トウモロコシ
  • 除草剤耐性トウモロコシ
  • 害虫抵抗性/除草剤耐性トウモロコシのスタック品種


 1) 遺伝子組み換えトウモロコシの利用に伴う農業生産者のベネフィットは、2003年から2 011年までの累計で2億6450万ドル(約264億円)、2011年単年を見ても9,360万ドル(約93 億6,000万円)と推定されています。2007年から2008年にかけ9つの地域で実施された調査 では、遺伝子組み換えトウモロコシの収量は、雨季で4-7パーセント、乾季で3-9パーセン ト増加したと報告されています。ISAAA Briefs, No.44 p.125-130 (2013)