2013年12月25日水曜日

台風被害を受けたフィリピンへの支援について

モンサント・カンパニーは、台風被害を受けたフィリピンの被災者の方々の支援のため、フィリピン赤十字社に10万ドル(1,000万円)を寄付いたしました。被災された方々に支援が速やかに行き届き、一日も早く復旧、復興されますことを心よりお祈りいたします。

Monsanto Pledges Multi-Stage Support to Aid Philippines, Local Farmers Devastated by Typhoon
http://news.monsanto.com/press-release

モンサント・ビーチェル-ボーローグ国際奨学金プログラムの2013年度受賞式と2014年度の募集について


次世代の世界的なイネ、小麦の育種分野における研究者の育成を目指した、モンサント・ビーチェル-ボーローグ国際奨学金プログラム(MBBISP)の授賞式が、10月15日アイオワ州デモインにて行われました。5年目となる同プログラムでは、新たに10カ国から女性7名、男性5名、計12名の若手育種家が選出され、これでこれまでの受賞者は25 カ国、64 名に及んでいます。また、モンサント・カンパニーのMBBISP への拠出額は累積で1,300 万ドル(1ドル98円換算で、約12億7,400万円)となり、2016年まで継続する予定です。

モンサント・カンパニーからのプレスリリース全文は、以下からご覧いただけます(英文)。

http://news.monsanto.com/press-release/giving/monsantos-beachell-borlaug-international-scholars-program-awards-12-fellowships

なお、2014年度のMBBISP申込期間は、2013年11月1日から2014年2月1日までとなっております。

2014年度の申込みなど、MBBISPプログラムについて詳しくお知りになりたい方、あるいは応募されたい方は、以下をご参照下さい。応募をお待ちしております。

ビーチェル‐ボーローグ国際奨学金プログラム
2014年度 書類受付期間: 2013年11月1日~2014年2月1日迄
日本語: http://www.monsanto.co.jp/responsibility/sustainable-ag/mbbisp-program/
英語: http://www.monsanto.com/improvingagriculture/Pages/beachell-borlaug-international-scholars-program.aspx

モンサント・カンパニーのCCD(蜂群崩壊症候群)への取り組み

モンサント・カンパニーは、ミツバチの健康に関する新たな取り組みを、クリントン・グローバル・イニシアチブ会合の場で発表しました。この取り組みは、Key Stone Center、米国蜂蜜生産者協会( American Honey Producers Association )、米国養蜂協会(American Beekeeping Federation)、世界自然保護基金(WWF)など、関係者と協力して行っているものです。養蜂関係者によれば、CCD(蜂群崩壊症候群)の影響により、2006年から毎冬30パーセント以上のミツバチの群が消失しています。この取り組みでは、
  1. ミツバチの栄養状態の改善、
  2. ミツバチに影響するダニやウィルスを防除する新しい技術への研究投資、
  3. 農薬がミツバチに与える影響の科学的な解明と、農薬の適切な利用方法の農業生産者、養蜂業者への周知、
  4. 養蜂業者への経済的な支援、
を可能にすることが主な優先課題となります。

モンサント・カンパニーからのプレスリリース全文は以下からご覧いただけます(英文)。

http://news.monsanto.com/press-release/research-and-development/monsanto-announces-clinton-global-initiative-commitment-actio

世界食糧賞受賞のRobert Fraley博士、イリノイ大で植物科学分野の女子学生を支援するための奨学金制度に受賞賞金を提供

モンサント・カンパニーと上級副社長兼最高技術責任者であるRobert T. Fraley(ロブ・フレーリー)博士が共同して、イリノイ大学の植物科学分野の女子学生を対象としたFraley-Borlaug(フレーリー・ボーローグ)奨学金制度を設立しました。この奨学金制度は、植物育種とバイオテクノロジーを専攻するイリノイ大学の女子学生を支援するものです。初回寄付金として総額25万ドル(約2,450万円)が提供されます。Robert T. Fraley(ロブ・フレーリー)博士は世界食糧賞の賞金を提供しています。

モンサント・カンパニーからのプレスリリース全文は以下からご覧いただけます(英文)。

http://news.monsanto.com/press-release/giving/world-food-prize-laureate-dr-robert-fraley-donate-award-support-advancement-wom

英国:Food and Chemical Toxicology Journal誌がセラリーニ氏の論文の削除を発表

【記事要約】
出版社であるElsevier社は、科学誌Food and Chemical Toxicology Journal に2012年11月に掲載した、Gilles-Eric Séralini(セラリーニ)教授らの論文「Long term toxicity of a Roundup herbicide and a Roundup-tolerant genetically modified maize (ラウンドアップ除草剤およびラウンドアップ耐性遺伝子組み換えトウモロコシの長期毒性について)」を削除する発表しました。同誌は、この論文のピアレビュープロセス、実験データを再検討した結果、ラウンドアップおよび遺伝子組み換え作物と実験ラットの死亡率・腫瘍発生との関連性を結論付けるには動物数が少なく、ラットがもともと腫瘍を発生しやすい種類であったことなどから、同誌の掲載基準を満たしていない、と説明しています。

2013年11月28日 / Elsevier(英語)
http://www.elsevier.com/about/press-releases/

米国:遺伝子組み換え食品が安全で、持続可能な環境を作り出すことを示す2,000を越える理由

【記事要約】
イタリアにあるペルージャ大学の生物学者Alessandro Nicoliaが率いるイタリアの科学者グループがGM(遺伝子組み換え)食品の安全性と環境影響に関する1,783件の論文を要約し、「現在までのところGM作物が重大な危険をもたらさした例はない」と結論付けました。
これらの1,783件の論文は、独立した非営利団体BiofortifiedのデータベースGENERA ( Genetic Engineering Risk Atlas ) に統合される予定です。GENERAは2012年に公開され、GM作物に関する遺伝学、家畜飼料学、環境や栄養に対する影響などの分野の査読付き学術論文が登録されています。現在650件以上が登録されていますが、統合によって2,000件を超えるデータベースになります。またその大半の1,000件の論文が、独立した科学者による研究です。
発表したイタリアの科学者グループは「GMO(遺伝子組み換え生物)が特別な脅威という証拠は無く、GMOに対する不信感は心理的影響、政治的影響、間違った論争がもたらしている」と結論付けています。

2013年10月14日 / Forbes(英語)
http://www.forbes.com/sites/jonentine/2013/10/14/2000-reasons-why-gmos-are-safe-to-eat-and-environmentally-sustainable/

ガーナ:遺伝子組み換えササゲ豆の試験栽培が開始される

【記事要約】
ガーナ、トロン地区ニャプカラでは、小規模農業生産者の生計を向上させ、同国の食料確保に貢献すると期待される、害虫抵抗性の遺伝子組み換えササゲ豆の圃場試験が始まりました。
サバンナ農業研究所のIbrahim Dzido Atokple博士によると、「農薬では効果的に害虫を防除できないため、ササゲ豆の農業生産者は相当な収穫量を失っています。これはアフリカの抱える大きな問題です」と述べています。 また同博士によると、この研究はオーストラリアの研究機関とAATF(アフリカ農業技術基金) の官民共同プロジェクトによって実施され、ガーナのほか、ナイジェリア、ブルキナファソの複数の研究施設で試験が行われています。AATFのプロジェクトマネージャーであるAddae博士は、ササゲ豆をガーナの主要穀物と説明しています。

2013年9月19日 / Ghana Business News (英語)
http://www.ghanabusinessnews.com/2013/09/19/gmo-field-trials-for-cowpea-begin-in-northern-ghana/

米国:遺伝子組み換えスイートコーンは殺虫剤使用を削減

【記事要約】
1996年以降、Btトウモロコシ(デントコーン)は家畜の飼料、コーンミール、コーンスターチ、その他の製品の原料として広く使用されています。また、Btスイートコーンの品種は1990年代後半から市販されていますが、栽培面積は比較的少ない状況です。
The Journal of Economic Entomologyに掲載された新しい研究では、Btスイートコーンは、従来のトウモロコシよりも殺虫剤の使用量が少なく、環境により優しいことが示されています。
コーネル大学で昆虫学を専門とするAnthony Shelton教授によると、Btスイートコーンは収量性に優れ、農作物の市場出荷基準を満たすために必要な農薬散布回数が減少ています。2010年のニューヨーク州における実験では、Btスイートコーンでは、無農薬でも99から100パーセントの穂が市場に出荷できる状態であったのに対し、Non-Btスイートコーンの場合は、従来通り8回殺虫剤を散布しても市場に出荷できるのは18パーセントに過ぎず、全く散布しない畑では6パーセントにも及びませんでした。
Btタンパク質を持たせた野菜の利用は、殺虫剤使用量を大きく削減し、殺虫剤使用による農業生産者の農薬暴露リスクや、環境リスクを減らすことが可能です。

2013年10月7日 / Science Daily(英語)
http://www.sciencedaily.com/releases/2013/10/131007094508.htm